2018年 12月 13日更新
毎朝、寒くて起きられない。寒くて、起きたくない。もっと寝ていたい。
おふとん、最高~!
という人も少なくないのではないでしょうか。(私もその一人です。)
じゃあなぜ寒いと起きるのが、難しくなるのでしょうか?
睡眠や身体の冷えに詳しい川嶋朗医師によれば、夏に比べて、冬の光が弱いことも原因として考えられるとのこと。
人は強い光を浴びると、その刺激で目が覚めます。太陽の光を浴びると、覚醒を促す「セロトニン」の分泌量が増えますが、光が弱いと、セロトニンの分泌量が少なく、覚醒が鈍くなるそうです。
なんと体の冷えを感じている人のおよそ7割が、睡眠に「不満」と回答しているそうです。冷え性の人ほど、眠りの質が低いことを示しています。十分な睡眠がとれなければ、当然、翌朝の目覚めも悪くなります。
通常、眠くなると手足が温かくなります。これは、手足に熱を逃がし、身体の中心部の温度をさげるため。しかし、冷え性の人は、すでに手足が冷たい状態にあるので、体温を逃がすことができず、十分な睡眠がとれなくなってしまうというわけです。
川嶋医師によると、すっきりと起きるためには、
「起きる時の努力だけでなく、寝るまでの努力、寝るための努力が必要。」
「寝る前にできるだけ温度を上げておいて、温度をさげながら、スームスに寝るのが理想です。」
とおっしゃっています。
寝る前の準備が、やはり大切。
身体の温度を上げるためには、やはり入浴はかかせませんね。
入浴の際は、40度くらいの温度のお湯で、10分以上ゆっくりとつかるのがおすすめ。血のめぐりがよくなります。一方、42度くらいの熱い湯に使ってしまうと、かえって湯冷めしやすくなったり、目が冷めてしまうそうです。少しぬるいかな~という温度が、ちょうどいい温度です。
その他にも、五感を利用する方法や、寝ながら運動を取り入れる方法もあります。是非自分の好みに合わせてとりいれて、少しでも快適な起床ができるように、心がけていきましょう。
参考文献
「起きられないのは「寒いから」・・・冬の朝、パッと布団を抜け出すには?」、tenki.jpホームページ、日本気象協会、https://tenki.jp/suppl/usagida/2015/02/08/1151.html 、2015年2月8日
「寒い朝に気持ちよく布団から出る方法」NHK生活情報ブログ、NHK、https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/300/145164.html、2013年2月3日
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