BEAUTY COLUMN
美肌への近道

柿が赤くなれば、医者は青くなる?旬の果物「柿」の美肌効果について考える

2018年 11月 22日更新

スキンケア 乾燥肌 冷え

天高く馬肥ゆる秋。もう晩秋にさしかかっていますが、秋は果物が豊富に実る季節。スーパーの店頭にいくと、柿がたくさん並ぶようになりましたね。先日のブログでは、「牡蠣」について、特集しました。

一方、こちらも今の旬である、果物の「柿」。果たしてどのような美容効果があるのでしょうか?

柿が赤くなれば、医者は青くなる。

スキンケア 乾燥肌 柿

実は柿は、「柿が赤くなれば、医者が青くなる。」といわれるほど、栄養価の高い食べ物。

特に、ビタミンCは、みかんの2倍ほどの含有量。柿1つ食べるだけで、1日に摂取するビタミンCを摂取できてしまいます。ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けるほか、抗酸化作用もあり、美肌づくりには欠かせない栄養素。しっかり取れるのは嬉しいですね。

また、βカロチン、βクリプトキサンチン、タンニンといった、抗酸化作用のある栄養素もとても豊富。

身体の中でつくられる活性酸素によって、細胞は攻撃されてしまうと、細胞で行われる「栄養と老廃物の出し入れ」が、スムーズに行えなくなり、老化の原因を作り出します。

抗酸化作用は、このような状況をつくりださないということなので、とてもありがたいですね。

一方で、タンニンは、鉄分と結びつきやすい傾向があります。ですので、普段から貧血気味の方は、柿の食べ過ぎに注意しましょう。

さらに、柿は食物繊維のペクチンが豊富。整腸作用や便秘解消にも効果が期待できます。またビタミンCにも腸内環境を整える働きがあることから、二重で効果が期待できるでしょう。

美肌づくりには、体内での環境を整えることも、必要不可欠です。柿を食べるだけで、これだけの作用があるのはとても嬉しいですね。

干し柿は、柿から水分が抜けた状態。

スキンケア 乾燥肌 柿

渋柿を食べられるようにした干し柿は、いわゆる柿から水分が抜けた状態。

普通の甘柿と同様に、タンニンやβカロチンなどは含まれるのですが、ビタミンCは殆どなくなってしまうそうです。なので、ビタミンCを摂りたい場合は、干し柿以外のものを同時に食べると良さそうですね。

まとめ

柿には、「柿が赤くなれば、医者が青くなる。」とことわざになるほど、栄養素が高く、美容効果が高い食品だということがわかりました。

旬のものを食べることは、肌にとっても、健康にとっても理にかなっていることですね。食べ過ぎには注意しながら、しっかりと旬のもの摂って、栄養を摂取しましょう。

参考資料
河谷彰子 「干し柿とタンニン(執筆者:管理栄養士・体育学修士 河谷彰子氏)」、生活の知恵をもとめてホームページ、2016、http://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/3103/
公益財団法人長寿科学振興財団 「酸化ストレス」、健康長寿ネットホームページ、https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka/sanka-sutoresu.html
平野綾希「秋の果物"柿"の知られざる栄養価!」、わかさ生活ホームページ、https://www.wakasa.jp/articles/entry/sn_24

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