2018年 11月 5日更新
空気が乾燥すると目立ってくるのが、シワ。
シワはどうしてできてしまうのでしょうか。そして年齢を重ねると目立ってくるのはどうしてなのでしょうか。
今一度、シワができるメカニズムを考えたいと思います。
顔にシワができるのは、顔の表面にある、皮筋が収縮によって、皮膚が引き寄せられるから。
皮筋は、その殆どが薄くて小さな筋肉。表情を表すために、たえず伸縮しています。この表情をつくるために、収縮を繰り返していると、この変化が、そのままシワとして、固定していくのです。
シワの主原因は、次の様なものが考えられます。
①環境要因
・紫外線による影響
・反復した表情筋の運動
②皮膚組織の柔軟性の低下
・加齢による皮膚組織の構造変化
・角質層の水分含有量の減少(うるおいが不足している状態)
・食事による栄養不足やアンバランス
・紫外線に長時間さらされていること
③遺伝によるもの
若い肌の場合、弾力繊維が円滑に行われているので、表情運動が止まると、同時にシワは見えなくなります。一方、年齢を重ねた肌の場合、弾力繊維が衰えてくるので、
本来消えるべき表情シワが定着した永久シワになってしまいます。
ちなみに、シワは筋の走っている方向に対して、ほぼ垂直方向にできることが知られています。ハンドマッサージなどを行うときは、この点を留意するとよいかもしれません。
シワのできるメカニズム、おわかりになりましたでしょうか。永久シワにならないように、日々のスキンケア、栄養摂取、紫外線ケア等をしっかりと行っていきたいですね。
参考資料:
霜川忠正 「美容家・エステティシャンのための整理・解剖学辞典 美容の解体新書」 中央書院 2004
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